リケジョライダー俺たんです.
突然スキンケアをやめてしまったら,肌への刺激が強すぎて,逆にひどい肌荒れを起こしてしまうかも.
そうならないように,まずは化粧水と乳液を置き換えることからはじめましょう.
前回までのお話
これまでの話では,化粧品ジプシーを抜け出し,洗顔料やボディーソープを純石鹸に置き換えました.
肌断食のまとめ記事はコチラから↓
まだちょっと肌断食と呼べない感じがしていましたが,今日は肌断食っぽい話になっていきます.
クレンジングについて
「洗い流すもの」として,洗顔料とボディーソープを純石鹸に置き換えたのですが,「洗い流すもの」は他にもクレンジングがあります.
しかし,俺たん流ではクレンジングをやめるのはもう少し後に設定しています.
本来ならば,肌荒れの人に一番高い効果が望めるのはクレンジングをやめることなので,一番にやめるべきは化粧よりも何よりもクレンジングです.
もしやめられそうな方は,すぐにでもクレンジングを使うのをやめて,純石鹸だけでメイクを落としてください.
でも,実際のところ,普段からしっかりメイクをしている方にとっては,クレンジングをやめるのは結構ハードルが高いと思います.
俺も,そんなにがっつりメイクをしているつもりはなかったのですが,石鹸だけだと全く落ちませんでした.
クレンジングを使わないようにしようとするあまり,
- 何度も石鹸で洗う
- 熱いお湯で流す
- 強く擦って拭き取る
こんなふうに化粧を落とそうとしてしまうかもしれません.
(ええ過去の俺です.すべて経験済みです.)
これでは余計肌に負担がかかってしまいます.
こんな方法でメイクを落とすくらいなら,クレンジングを使った方がよっぽど肌への負担は少ないでしょう.
クレンジングをやめたのに余計肌に負担をかけてしまったり,クレンジングをやめること自体が難しかったりするので,肌断食の中でもつまづきやすいポイントです.
なので「まずはクレンジングをやめましょう!」と言ってしまうと,肌断食そのものの難易度が上がってしまいます.
そしてクレンジングでつまづいてしまうと,肌断食のスタートから挫折することになってしまうのです.
それは,ものすごくもったいないです.
クレンジングに限らず,何かをやめるのはとても難しいことです.
習慣を変えるということですからね.
そこで,俺たん流肌断食では,クレンジングをやめるのはもう少し後回しにして,最初は比較的取り組みやすい「置き換える」という方法にしました.
習慣はそのままで,肌への負担だけ減らしていくのです.
前回までは,洗顔料とボディーソープを純石鹸に置き換えました.
今日はさっそく化粧水と乳液を置き換える話をしていきましょう.
まずは週末だけ化粧水と乳液を置き換える
化粧水と乳液を置き換える!と言っても,洗顔料やボディーソープのような洗い流すものと違って,化粧水や乳液は1日中顔に乗っているものです.
これを突然置き換えたら肌がびっくりしてしまう可能性があります.
ですので,まずは週末だけ置き換えてみます.
別に週末に限らずとも,1週間に1~2日程度,化粧水と乳液を置き換える日をつくればOKです.
今まで化粧水や乳液で作り上げていた肌とはちょっと違った感じになるかもしれないので,まずは仕事や学校等が休みの日からスタートするといいかなと思います.
実際に置き換えるのは,
普段使っている化粧水
↓
純水100%の化粧水
普段使っている乳液
↓
高純度ワセリン100%のサンホワイト
この2つです.
水100%なら水道水でいいのでは?
絶対だめです(笑)
「水」と一言で言っても色々あります.
水道水は消毒のために塩素などが入っています.
天然水はマグネシウムなどのミネラルが入っています.
俺たちが普段触れている「水」はそういった水以外の成分も入っているのです.
化粧品などの成分に,「精製水」と書かれてあるのを見たことがある方もいると思いますが,水の精製方法によっても水の性質が変わります.
だから単純に,「水100%」だからといって,水道水で顔をぺちゃぺちゃと濡らして油分でふたをすればいいというわけではないのです.
「じゃあ水100%の化粧水なんてあるの?」
ってことになるのですが,実はあります.
これはミストタイプのもので,純水100%です.
水アレルギー等でないかぎり,この化粧水の成分が問題で肌に悪影響があるということはまずないでしょう.
普通の化粧水にはグリセリンやヒアルロン酸等が入っていますが,そういった成分は一切含まれていません.
ただ,どうしてもミストタイプが慣れないという方はいるかもしれません.
そんな方はこちら.
これは「純水」ではなく,植物性の化粧水です.
「純水」じゃなくてもいいの?と思われるかもしれませんが,今目指しているのは
肌断食に向けて,肌に乗っている成分を減らしていく
ことですので,「純水」にこだわらなくても大丈夫です.
へちま水「100%」ですので,成分は1種類.
「純水100%」か「へちま水100%」か,お好きな方を選ぶと良いと思います.
ただ,アレルギーがある方やなるべくリスクが小さい方がいいという方は,「純水」を選ぶことをおススメします.
ワセリンって乳液の代わりになるの?
そもそも乳液の役割って何でしょうか?
答えは
乳液の役割:肌の水分蒸発を防ぐ
です.
化粧水ではだにうるおいを補給しても,油分不足だと水分が逃げてしまうため,乳液で油分を補うのです.
いわゆる,「ふたをする」って言われているあれです.
水分蒸発を防ぐための「油分」であれば,別に「乳液」にこだわる必要もありません.
そこでおススメするのが,ワセリン.
形成外科医も安心して使えると言われているのがワセリンです.
前回登場した体をゴシゴシ洗っていたアトピーの友人に,同じくワセリンをすすめたところ,薬の使用量が減ったと喜んでいました.
ただ,ひとことでワセリンと言っても色々な種類があります.
ワセリンが入っているだけの美容液ではもちろんダメです.
ワセリン100%でなければなりません.
しかし,ワセリンにもその精製度によってランクがあり,色々な種類があります.
精製度の高い順に並べると,
サンホワイト > プロペト > 白色ワセリン > 黄色ワセリン
です.
イチバンのおススメはサンホワイトです.
今日から乳液はこのサンホワイトに置き換えましょう.
ちにみに,こちらの本でもワセリンがおススメされています.
肌断食を頑張っている方もそうでない方も,一読の価値ありの良書です.
肌断食の方法だけでなく,皮膚の角質などのちょっと医学的な話まで,めちゃくちゃ詳しく説明してあります.
俺たん流肌断食も,かなりこの本を参考にしていますが,
- 寝てる間に枕に顔が当たっちゃダメ
- ワセリンはゴマ粒くらいしか使ちゃダメ
- オリーブオイルのような天然オイルはダメ
ハードルが高いどころか,ぶっちゃけ無理!!ってことも多いんですよね.
俺は横を向いておなかの中の赤ちゃんみたいな恰好じゃないと眠れない人なので,枕に顔が当たらないようにするとか,寝不足の原因にしかなりません.
寝不足の方が肌に悪影響ですからね,シミができると脅されようと俺は横向いて寝ます.
というより,そもそも寝ている間の自分をコントロールできません(笑)
あと,俺の肌はオリーブオイルと相性がいいので,俺はオリーブオイルも使います.
実際,俺たん流の肌断食では,メイク落としにオリーブオイルを使ったりします↓
先ほどの化粧水の話で言うと,
「純水」か「へちま水」か
と同じように
「サンホワイト」か「オリーブオイル」か
みたいな感じです.
サンホワイトではなくオリーブオイルの方が良い方はこちら↓
髪の毛から足の裏まで使えて,メイク落としから保湿までなんでもできて重宝しています.
もちろんサンホワイトも同じように使えますが,ワセリン全般の印象として,オリーブオイルと比べてテクスチャが固めで伸びにくいため,俺的には使いづらい印象です.
特にメイク落としとして使うときは,サンホワイトだとべたっとしてメイクとなじみにくいんですよね.
乾燥したところにゴマ粒サイズのサンホワイトを伸ばして塗るとか難易度高すぎです.
乾燥しているからすぐに油分が失われてサンホワイトがうまく伸びません.
下手したら塗るための手指にワセリンの油分を持っていかれて,ゴマ粒分のサンホワイトを手指だけで消費してしまうことも...
でも実は裏技があります.
先ほどほどご紹介した純水100%のミスト化粧水をサンホワイトに吹きかけて混ぜ合わせることで,テクスチャを柔らかくして使うのです.
これでサンホワイト特有のテクスチャのかたさ問題は解決.
好みに合わせてテクスチャを自由に変えられますし,少量でも使いやすくなります.
注意点は,サンホワイトもオリーブオイルも,その精製方法によって大きく性質が変わるということです.
絶対に食用オリーブオイルで代用しないでくださいね.
食用オリーブオイルと化粧用オリーブオイルでは精製方法が全然違います.
また,「化粧用オリーブオイル」とうたっているものでも,100%でないものも多く,添加物が含まれている場合が多々あります.
成分表示は必ずチェックして,美容目的で高純度に精製された100%のものを選びましょう
サンホワイトかオリーブオイルかは,自分の肌や,使用用途に合わせて選んでみてください.
ちなみに俺は,
- 乳液 ⇒ サンホワイト
- リップ ⇒ サンホワイト
- メイク落とし ⇒ オリーブオイル
- 化粧下地 ⇒ オリーブオイル
って感じで使い分けています.
普段メイクをしない日は,ほとんど使わないのでなかなか減りません(笑)
まだ今の段階では,リップ,メイク落とし,化粧下地等,今のまま使っても大丈夫ですが,いずれは上記のように置き換えていくので心の準備をしておいてくださいね.
その他のスキンケアは?
化粧水や乳液以外にもスキンケアをしている方も多いかと思います.
美容液や顔パック等,その他のスキンケアを毎日しているという方は, まずは週末だけやめるところからスタートしましょう.
週末だけは,「化粧水」と「クリーム」のみのスキンケアにします.
土日両方は難しいという方は,週に1日だけでもいいです.
そして,週に2~4日の「特別ケア」として美容液や顔パックをするような習慣を身に着けてください.
もうすでに週に2~4日の「特別ケア」として美容液や顔パックをしている方は,今日で美容液や顔パックは卒業です.
今日から「特別ケア」は「肌断食」に置き換えましょう.
具体的なスケジュール
スキンケアをするのは基本「寝る前の夜」と 「寝起きの朝」という方を対象にスケジュールをつくりました.
そうでない方は,自分のスタイルに合った感じに臨機応変に変えてみてくださいね.
置き換えるのは,金曜日(休日の前日)の夜から日曜日(最後の休日)の夜までです.
- しっかり泡立てた「純石鹸」で洗う
- 「水100%の化粧水」で肌に水分を補給する
- 「サンホワイト」で潤いを閉じ込める
- その他のスキンケアを一切せずに寝る
- ぬるま湯で洗顔をする
- 「水100%の化粧水」で肌に水分を補給する
- 「サンホワイト」で潤いを閉じ込める
- その他のスキンケアを一切せずに1日を過ごす
この繰り返しです.
休日も必ずメイクをする!という方は,「朝のスキンケア」の後,メイクをしても大丈夫です.
でも,メイクをしないチャレンジはしてみてください.
肌断食成功への道のりがぐっと近くなります.
さて,ここでポイントなのは,「ぬるま湯で洗顔」をすることです.
ここで高温のお湯や純石鹸で洗うと,乾燥がひどくなってしまう可能性があるのです.
俺も肌断食しはじめてすぐ,めちゃくちゃひどい乾燥肌になりました.
同じ経験をなるべくしてほしくありません.
洗っていないような気分になるかもしれませんが,「これでいいんだ」って思いこむようにしてください.
案外すぐにぬるま湯洗顔,慣れます.
むしろ石鹸を泡立てたり,すすいだりの,わずらわしさから解放されて快適にすら感じるようになるはずです.
また,ぬるま湯の温度は37℃くらいがベストです.
自分の体温と同じか,ほんのり高いくらい.
普段40℃越えの高温で顔や体を洗っている人は,37度じゃ物足りないと感じてしまうかもしれませんが,少しずつでいいので低い温度に慣れていってください.
俺も以前はお風呂は43℃,体や顔を洗うときは42℃に設定していましたが,今は37℃でも大丈夫になりました.
平熱が37.2℃あるので,37℃のぬるま湯だと普通に冷たく感じるんですよね.
まとめ
今日は化粧水と乳液を置き換えるという話でした.
まずは週末だけ置き換えてみて,徐々にその日数を増やしていきましょう.
でも,他にも少し「置き換え」を追加されている部分があったので,まとめます.
- 「化粧水」を「水100%の化粧水」に置き換える
- 「乳液」を「サンホワイト」に置き換える
- 美容液や顔パックの「特別ケア」を「肌断食」に置き換える
- 朝は「純石鹸洗顔」を「ぬるま湯洗顔」に置き換える
つい最近洗顔料を純石鹸に置き換えたばっかりなのにもう純石鹸もやめちゃうの?!
とびっくりするかもしれませんが,まずは「週末の朝だけ」チャレンジしてみてください.
でも,無理にぬるま湯洗顔をする必要はないです.
自分の肌の様子をよく確認しながら徐々に試してみてください.