ニキビをつぶし続け,皮膚むしり症を発症してしまっていたリケジョライダー俺たんです.
約15年間もの長い間,皮膚むしり症と戦いつづけました.
ところが,ある時を境に改善しはじめたのです.
その改善方法は,直接的な皮膚むしり症の対策ではありませんでした.
ストレスがなくなったとかそういうアバウトなものでもありません.
今日は,皮膚むしり症に唯一効果があった方法と,なぜ改善しはじめたのかについて話していきたいと思います.
皮膚むしり症とは?
皮膚むしり症って聞きなれない言葉かもしれません.
俺も,皮膚むしり症になってから約10年は,「皮膚むしり症」なんて聞いたこともなく,自分が悩んでいることが病気だとも思っていませんでした.
皮膚むしり症はスキンピッキングとも呼ばれる精神障害の1つで,その名の通り皮膚をむしったり,引っかいたりしてしまう心の病気のことです.
皮膚むしり症と一言で言っても,原因や症状は人それぞれなので,かさぶたをはがしたり,ニキビをつぶしたらそれは皮膚むしり症なのかというとそうではありません.
病気かどうかは,皮膚をむしることで本人が悩んでいるかどうかで決まります.
毎日毎日ニキビをつぶしていても,それが快感で本人が幸せなら病気ではないでしょう.
ただし注意があります.
ニキビをつぶしていると,いつのまにか皮膚むしり症になってしまう可能性が高いです.
俺の場合がそうでした.
ニキビをつぶしていたら皮膚むしり症を発症した
ニキビをはじめてつぶしたときは別に皮膚むしり症ではありませんでした.
そもそもニキビに悩み始める前は,手を顔に持ってくることがほぼなかったように思います.
ところが,ニキビができるようになってから,洗顔をはじめるなど,鏡を見たり,顔に手を持ってくる機会が増えました.
そのうち洗顔ついでに鏡を見ながらニキビをつぶす習慣ができはじめます.
習慣がそのうちクセになってしまい,鏡を見ていなくても,洗顔のときではなくても,ニキビをつぶすようになっていきました.
最終的に,やめたくてもやめられなくなってしまったのです.
特に快感があるわけでもないのに,むしろ痛いし血が出るから嫌なのに,ニキビをつぶしてしまうのです.
傷がより悪化して傷跡が残ってしまうとわかっているのに,もちろんニキビ跡なんて残したくないのに,つぶしたニキビのかさぶたをはがしてしまうのです.
顔はどんどん傷だらけになって,いつでもどこでも肌のことを考えてノイローゼ気味になっていきました.
肌がずっと気になるし,傷の治りかけは痒いしで手はずっと顔の上にあり,そのうち,ニキビでもかさぶたでも何でもない皮膚の凸凹まで爪で挟んだりしてむしりとるようになってしまいました.
ひどい時は起きている間はずっと顔の皮膚をむしり続けていました.
今振り返ってみると結構重症ですね・・・笑
顔だけにとどまらず,頭,首,胸,背中,腰とほぼ全身に及びました.
特にひどかったのは顔と背中です.
自己嫌悪におちいりどんどん悪化していった皮膚むしり症.
でも俺は,「皮膚むしり症」を知りませんでした.
悩んで悩んで悩みまくって,色々調べていたら,「皮膚むしり症」という言葉にたどり着きました.
「これだ!まさに自分の症状だ!そうか,病気だったのか・・・」
と思った時,どれだけ気持ちが楽になったかわかりません.
そしてそれはなんと皮膚むしり症を発症してから約10年後のことだったのです.
皮膚むしり症に効果があったのは皮膚むしり症対策ではなかった
皮膚むしり症という言葉を知ってから,色々と調べながら効果のありそうな治療法を実践しました.
約5年に渡っていろんなことを試しましたが,結局はどれも成功しませんでした.
で,今現在皮膚むしり症はどうなっているのかというと,
かなり回復しています!!
でも,回復し始めたのは,皮膚むしり症対策をやめた後でした.
ならば,どうやって回復しはじめたのか?
それは,このブログを読んでくださっている方はわかると思います.
肌断食です.
肌断食で皮膚むしり症が回復しました.
たしかに,肌断食でニキビが減って,ニキビをつぶす機会が減って,肌の凸凹が減って,少しずつ皮膚をむしることが少なくなっていった
というのもあると思います.
これはいわゆる皮膚むしり症の対策の一つで,「皮膚をむしりにくい状況をつくる」というものです.
ですが,先ほども話したように,俺は何でもない皮膚までむしっている重度の皮膚むしり症でした.
ただむしりやすい凸凹がなくなったからといって直接的には皮膚むしり症の改善につながらない状態だったのです.
つまり,皮膚むしり症が改善しはじめた根本的な部分は,ニキビが減ったからではありません.
ではなぜ皮膚むしり症が改善しはじめたのか?
答えは,肌断食で習慣が変わったからです.
詳しくは,また別記事で考察していこうかなと思っていますので,よければ見ていってください.
追記:別記事書きました.