肌断食をはじめたら皮膚むしり症が改善し始めたリケジョライダー俺たんです.
今日は,なぜ皮膚むしり症対策とは関係のない肌断食で,皮膚むしり症が良くなっていっているのかについて考察してみます.
鏡を見る必要がなくなった
肌断食をはじめてひとつ大きな変化がありました.その変化とは,鏡を見なければならない状況がなくなったことです.
肌断食をはじめる前は,自分の人生は常に鏡と共にあると言って良いほど,鏡と向き合っていました.
まず朝起きたら洗顔するために鏡に向かいます.
ちょっとした肌の表面の凸凹や,ニキビ跡,新しくできたニキビ等がまず目に入ってきます.
そのあと化粧をします.
ニキビやニキビ跡を隠すためにも,じっくりと鏡とにらめっこをします.
その日一日,隠したニキビが目立ってないか,化粧が崩れてないか,あぶらぎってないかなど,何度も何度も鏡を見て確認します.
そしてまた化粧を落とすときも同じです.
毛穴の奥までしっかり化粧が落ちているか?鏡をまじまじ見て確認します.
ほぼ一日中鏡を見ていてます.
そして鏡を見ることで,ニキビや肌荒れなどを含めて自分の「顔」をずっと意識しています.
しかし,肌断食をスタートしてから,鏡を見る必要がなくなりました.
洗顔もしないし,化粧もしないし,化粧直しもしないし,化粧落としもしない.
(洗顔をしない話はこちら>>>肌断食はスキンケアをやめるだけだと続かない?!無洗顔に至ったワケ)
いつ鏡を見ますか?
最初は鏡を見てしまっていた
もちろん,肌断食をはじめて鏡が必要なくなったからと言って,すぐに鏡を見なくなったわけではありません.これまでずっと鏡を見てきた習慣は,そんな簡単に変えられません.
実際,肌断食をスタートしたあとも,肌断食で自分の肌がどう変化しているのか気になってずっと鏡を見ていました.
肌断食をはじめると,最初はめちゃくちゃ肌が荒れます.
化粧をするときは,多少は綺麗になるので,鏡を見てもなんとか「うん,よし」と思えます.
でも,肌断食中は鏡を見ても,荒れた肌がそこにあるだけなので,がっかりするだけです.
しかも,肌断食中だから,化粧水でごまかすことも,ファンデーションで隠すことも,何もできないので,ただただ落ち込むしかありません.
でも人間って不思議で,そうやって嫌なものでも,どうしても見たくなったりするんですよね.
怖いもの見たさって言うか.
一日に何度も鏡を見てしまいます.
朝起きたらベッドの横に置いてある大きめの手鏡を手に取って肌を確認したり.
昼間机に座っていたら,デスクスタンド型の鏡をついついのぞき込んでしまったり.
夕方部屋にいるときは,部屋の真ん中にある姿見に映る自分の顔に目が行ったり.
肌断食でどんなふうに肌が変化するのか気が気じゃないんですよね.
見たって何も変わらないのに.
「めんどくさい」を利用した
突然ですが,肌断食はめんどくさがりやとの相性が抜群にいいです.だって肌断食っていうのはざっくり言ってしまうと,「何もしない」ということですから.
だから肌断食は,めんどくさがりやの俺にもとても合っていました.
「めんどくさがりや」というと悪いイメージですが,「めんどくさがりやな性格」を良い方向にも持っていくことができるのです.
そして,自分の「めんどくさがりやな性格」を,肌断食だけでなく,鏡を見る習慣の変化へも利用することにしました.
鏡って部屋のいたるところにあるんですよね.
わざわざ鏡を見に行かなくても,そこに鏡があるっていう状況なんですよね.
机の上には鏡が乗っているし,部屋には姿見が置いてあるし,手の届くところには大小さまざまな手鏡があるし.
だから,それらの鏡をすべて手放して,「わざわざ鏡を見に行かなければならない状況」をつくることにしたのです.
肌断食をはじめたのが2月1日だったのですが,タイミングよく,この年の春に引っ越しの予定がありました.
引っ越しのタイミングで,姿見や鏡台,スタンドの鏡,大きさがまちまちの手鏡など,すべて捨てました.
手元に残したのは,お土産で買った折り畳みの丸くて小さな手鏡ひとつです.
パカッと開くと,左に普通の鏡,右に拡大鏡がついているタイプだったので,じっくり細かい部分を化粧するための必需品でした.
なので,化粧のポーチに必ず入れていました.
そのおかげで引っ越してからは,鏡を見るときは,わざわざ鏡を見に行かないといけなくなりました.
具体的に言うと,
洗顔もしないのに洗面所に行って洗面台の鏡に向かったり
化粧もしないのに化粧ポーチを開いて手鏡を取り出したり
外出の予定もないのにクローゼットの姿見の前に立ったり
しないといけなくなりました.
そうすると,そのうち俺の「めんどくさがりや」な性格が良い方向に働きだします.
洗顔もしないのにわざわざ洗面所に行くのめんどくさいな.
化粧もしないのにわざわざ化粧ポーチ取りに行くのめんどくさいな.
外出の予定もないのにわざわざクローゼット見に行くのめんどくさいな.
こんな風に思うようになっていきます.
肌断食をスタートした直後は,めんどくささよりも,肌の様子が気になる気持ちの方が強いです.
その強い気持ちだけでなく,そもそも毎日鏡を見ていたので,そのときのクセで当たり前のように鏡を見ています.
しかし,時間が経つにつれて,
「肌の様子が気になる」と「鏡を見るのめんどくさい」が戦って,「鏡を見るのめんどくさい」が勝ち始めました.
でも正直,めんどくさりやでなかったとしても,部屋から鏡をなくさなかったとしても,肌断食をはじめたら誰でも自然に鏡を見なくなると思います.
本当に鏡を見る機会がなくなるので.
顔に意識が向かなくなった
肌断食で鏡を見る必要がなくなったこと,鏡を手放して鏡を見ることがめんどくさくなったこと等を通して,自然と鏡に向かう時間が減っていきました.そして気づいたら,完全に鏡と向き合う習慣を手放していました.
これがどういうことを示すのかというと,「顔を意識しなくなった」ということです.
顔を意識しなくなると,手が顔に行くことも少なくなります.
俺は肌断食をすることで,ついつい顔に手を伸ばしてしまうクセをいつの間にか克服しはじめたのです.
もちろんまだ完治したとは言えません.
顔を意識することもありますし,なんか鼻が痒いなと思って手を伸ばしたが最後,またむしりだすということもあります.
こうやって顔についてのブログを書いているときも,顔について思い出すので,ちょっとむしりやすくなります.(笑)
でも,むしる時間がどんどん減っているので,肌の凸凹は少しずつなくなって,肌がむしりにくくなっています.
そして,むしるというのはいわゆる「クセ」なので,そもそもあまりむしらなくなってくると,むしっていることに違和感を覚えることができるようになっていきました.
むしっているときに違和感を覚えれたのはかなり画期的でした.
だって今まで15年間もの間ずっと,気づけばむしってしまっていて,完全に無意識だったからです.
皮膚むしり症の対策をしているときは,一生懸命顔に意識を向けているので,皮膚むしり症が一向に良くならないのもうなづけます.
肌断食で顔を意識しなくなることで,結果的に皮膚むしり症が良くなりだしたのです.
おわりに
習慣を変えるのは時間がかかります.肌断食が定着するのも,鏡を見なくなるのも,皮膚むしり症を治すのも,長年の習慣を変えることなので,数年かかると思った方がいいかもしれません.
肌断食をスタートして1年半が経った今,「ようやく鏡を完全に手放したけど,皮膚むしり症は完全には治っていない」という状態です.
皮膚むしり症はまだ「回復し始めた」段階.
完治までの道のりは遠いです.
でも,15年来の病気が,たった1年半で回復し始めているのだから,十分短いと思っています.
今後に期待です!
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