リケジョライダー俺たんです.
自分の肌に合う化粧品を見つけようと,次から次に新しい化粧品を試す・・・化粧品ジプシーになっている人は実は多いのではないでしょうか?
それではいつまでたっても化粧品ジプシーから抜け出せないかもしれません.
今日は,化粧品ジプシーから抜け出す方法についてのお話です.
考え方を変えよう~「足りない」わけではないかもしれない
化粧品には,たくさんの添加物や美容成分が入っています.
添加物を含めた化粧品を構成する成分は,その化粧品の効果を最大限に活かすために入っているので,別に悪いわけではありません.
美容成分も,美容目的で入っているので,当然,肌に良い成分として入っています.
そんな中で,多くの人が色々な理由から,化粧品の効果を物足りないと感じるようになってしまいます.
そしてその良い成分が「まだ足りないんだ」と思って,さらに美容成分がたくさん入った化粧品に手を出すようになります.
そうやって美容成分のたくさん入った化粧品を買いあさる化粧品ジプシーになっていきます.
化粧品ジプシーになった結果,どんどん自分の理想の肌に近づいていくのなら,化粧品ジプシーも素晴らしいことだと思います.
しかし,肌荒れの悩みが一向に解決しないせいで化粧品ジプシーになってしまっているのであれば,ちょっと考え方を変える必要があります.
肌荒れを治す成分が入っていると思わせるような商品もあるので,もしかしたら,自分に合った肌荒れを治す成分がもっと入っているような化粧品を探しているかもしれませんね.
俺自身も,化粧品を薬の代用品のような使い方をしていた時期がありました.
・・・なんの代用にもなっていませんでしたけれど.
なのでまずは,美容成分や肌荒れの有効成分などの良い成分が「足りない」わけではないかもしれないという考え方を頭に入れてください.
美容効果のある美容成分が足りないから肌の調子が良くないわけではないかもしれません.
肌荒れに効く有効成分が足りないから肌荒れが続いているわけではないかもしれません.
むしろ美容成分などの本来は肌に良い成分,もしくは問題はないはずの何かしらの添加物があなたの肌に合わず,悪さをしている可能性があります.
肌荒れに効く有効成分が肌荒れを悪化させている可能性だってあるのです.
化粧品ジプシーの落とし穴~引き算さえしていればいいわけでもない
何かしらの成分が自分の肌に合っていないかもしれないとは言っても,どの成分が自分の肌に悪さをしているのか,見つけ出すのはほぼ不可能です.
一度,自分の持っている化粧品を全て並べて,化粧品が入っていた箱の裏に書いてある成分の数を数えてみてください.
全部合わせると,軽く100種類は超えているはずです.
化粧水ひとつとっても,20種類くらいの成分が入っているはずなので,スキンケアの王道である「洗顔料・化粧水・乳液」だけでも50種類を超えます.
ここにクレンジングやBBクリームにファンデーション,ポイントメイク等々を足すと100種類を軽く超えることは想像に難くないと思います.
これらの化粧品に含まれている成分をひとつひとつ減らしてみて,肌の様子を観察してみますか?
そんなことはできませんよね.
化粧品は,いわゆる合成化学物質なので,成分をひとつ減らしただけで,そもそもの化粧品の構成が変わってしまいます.
化粧水から,「水」という成分を抜いたらもはや化粧水ではないですよね?
なので,化粧品から1つだけ成分を抜いた化粧品なんていうものは基本存在しません.
結局,現実路線としての選択肢は,何かしらの成分が入っていない新たな化粧品に手を出すことになるのです.
防腐剤が自分の肌に合ってないかもしれないから,防腐剤の入ってない化粧品に手を出すとか.
でもそうすると,自分が減らしてみたかった成分は入っていなくとも,今までなかった他の成分が入っているような化粧品を使う可能性もあります.
(俺が最後に買った化粧水がまさにこれでした.添加物である防腐剤は入っていないけど,これまで使ったことのない尿素という成分が入っている化粧水でした.)
そしたらもうまた何が良くて何が悪いんだかわけわからなくなります.
またも化粧品ジプシーです.
最初は足し算の化粧品ジプシーでした.
もっと肌の調子が良くなる成分が入っている化粧品を探し求めます.
次は引き算の化粧品ジプシーです.
肌に悪いかもしれない成分が入っていない化粧品を探し求めます.
現実路線として選ぶ選択肢が結局また化粧品ジプシーになってしまうのです.
「足し算の化粧品ジプシー」から抜け出すことができても,そこに待っているのは「引き算の化粧品ジプシー」.
これではいつまでも化粧品ジプシーから抜け出せません.
減らすのは化粧品の成分ではなく化粧品そのもの
自分の肌質にバッチリ合って,リピートしつづけられる化粧品に出会うことを夢見ている状態では,ほぼ確実に,化粧品ジプシーから抜け出せません.
たとえ自分に合った化粧品に出会えたとしても,その化粧品をリピートしていくことで,自分の肌質が変わってしまうことを忘れてはいけません.
自分の肌質が変わってしまった結果,リピートしていた化粧品が自分の肌には合わなくなってしまう可能性も十分にあります.
そしたら結局またそこから化粧品ジプシーが始まってしまいます.
心当たりのある方もいるのではないでしょうか.
つまり,永遠にリピートしつづけられるような自分の肌に合った化粧品を探しあてることはほぼ不可能.
化粧品ジプシーは自分に合った化粧品を探す現実的な方法ではなく,叶わない夢を追い求める行為でしかないのです.
化粧品ジプシーをした先に待っているのは,ボロボロになった肌と,疲れ切った心.
(肌断食をはじめた当初の俺がまさにその状態でした・・・)
じゃあどうするのが良いのか?
ひとつだけ俺が知っている方法があります.
それも,かなり現実的な方法です.
どの成分が自分に合っていないかをどんびしゃで当てることはできないかもしれませんが,肌に合っていない化粧品がハッキリわかるようになる方法があります.
人によっては時間がかかってしまうかもしれませんが,化粧品ジプシーをするよりは時間がかからないと思います.
肌荒れに悩んで化粧品ジプシーになっている方は,10年以上は化粧品ジプシーをしているのではないでしょうか.
俺が知っている方法は,長くても2~3年くらいです.
俺は1年半くらいかかりましたが,肌も心もボロボロだったので,長くかかってしまったのだと思います.
(中には10年以上かかる人もいるかもしれませんが,それはとてもレアケースだと思います.)
そして,することはとても簡単です.
それは,すべての成分をいったん肌からリセットすることです.
つまり,肌断食です.
まず,すでにもういろいろな化粧品を肌に使ってしまっているので,どの化粧品の成分がどんなふうに悪さしているのか全くわからない状態です.
もしかしたら,肌荒れの原因は生活環境にあり,化粧品には何も問題がないかもしれません.
なのでまずは,化粧品が一切ない状態で,自分の肌がどのような状態になるのかを把握することから始めます.
- 乾燥肌なのか?オイリー肌なのか?
- いつどのようにニキビができやすいのか?
- どこがどんなふうに肌荒れをしているのか?
これを,化粧品が一切ない状態で見てみるのです.
そうすることで,自分にはどんな化粧品をどんなふうに使えばよいかがなんとなく見えてくると思います.
まっさらになった自分の肌で,様子を見ながら化粧品を少しずつ使っていけば,どの化粧品が悪さをするのかがハッキリ見てとれるようになります.
そのために,まずは化粧品の成分が何も乗っていない,まっさらな「自分の本来の肌」を手に入れる必要があります.
(ちなみに俺は最近,「自分の本来の肌」の方が,化粧をした時の肌よりキレイだと言われるようになったので,ほとんど化粧をしなくなってしまいました.そんな日が来るなんて夢物語だったのに...)
ただし,突然すべての化粧品をやめてしまうと,その変化に肌がついて行けず,よりひどい肌荒れを起こす可能性があります.
特に,化粧水や乳液などは,毎日1日中顔の上に乗っているので,これを突然やめるとなると変化が大きすぎます.
確かに,一日化粧をやめれば,化粧品が一切乗っていない肌と言えるかもしれませんが,それはあなたの本来の肌ではありません.
何年も,人によっては何十年も化粧品を使ってきた肌は,一日では本来の肌には戻ってはくれません.
ゆっくり時間をかけて,少しずつ本来の肌に戻していく必要があります.
そこでまずは,肌に乗っている時間が一番少ない化粧品を,成分が少ないものに変えます.
ここで勘違いしてはいけないのが,成分が少ないものに変えるからと言って,どの成分が悪さをしているのかを探して「引き算の化粧品ジプシー」をするのではありません.
これからしていく肌断食では,少しずつ化粧品の成分を減らしながら,いずれは化粧品そのものを減らしていき,最終的には化粧品を使わない状態にします.
化粧品を使わない状態で,自分の肌が安定するようになったら,それが自分の本来の肌.
まずはその肌になることを目指します.
その前段階として,影響が小さい化粧品を,成分が少ないものに変えていくのです.
最初は,肌に乗っている時間が一番少ない化粧品を,添加物がなく,成分が少ないものに変えます.
肌に乗っている時間が一番少ない化粧品とはずばり,「洗い流すもの」です.