肌断食とは関係ないようでやっぱり関係ある「食」についてのお話.
肌も結局は食べ物でできていますし,消化で内臓が疲れれば肌にも表れます.
食べるものを選ぶのも大事ですし,食べる量も考えなければいけません.
今まで無理なダイエットをして挫折してきた人にも参考になる話だと思うので,今日はちょっとダイエット寄りに話をしていきたいと思います.
もともと痩せている人にこそダイエット成功のカギがある
突然ですが,俺は太ったことはありません.
人生最高の体重は中学時代にたたき出した52キロです.
それでもBMIでは標準の範囲内でした.
中学卒業してから50キロ台になったことは1度もありません.
今は40キロ前半といったところでしょうか.
正直45キロくらいほしいものですが,むしろ45キロに増やすために俺はガマンと努力が必要です.
こんな話をしたら
「もともと痩せている人はいいよね,遺伝なのか体質なのか知らないけど私の悩みなんかわかりっこないんだから」
なんて聞こえてきそうですが,そうすねないでください.
太っている人が頑張って頑張ってガマンと努力を重ねて痩せた話が聞きたいのでしょうか?
ということは,あなたはガマンと努力の塊のダイエットをしたいのですね.
・・・違いますよね.
できれば楽してダイエットをしたいわけじゃないですか.
でも巷で流れている楽して成功するダイエット話はたいてい胡散臭いだけで結局どれもうまく行かず,
「やはりダイエットには相応の努力がいるのだ・・・」
とあきらめてしまった人も多いのではないでしょうか.
でも俺みたいに全然努力もせずに勝手に痩せている人間もいるのです.
考え方を変えれば,我々痩せている人間はまさにその「楽してダイエットをしている」人種なのです.
リバウンドなんて概念もありません.
だから痩せている人がどうやってその体型を維持しているのかが,ガマンも努力もせずに痩せる秘訣となるのです.
痩せている人が言う「私たくさん食べてるよ」の真実
よく聞きますよね.
「私たくさん食べてるんだけど,太らないんだよね」
って.
嘘つくなって思いますよね.
でも実は俺も全く同じ発言をしていました.
本気で「自分はたくさん食べているのに太らない体質なのだ」と思いこんで同じ発言をしていたのです.
しかし,俺の友人はそうは言いません.
友人は皆口をそろえてこう言います.
「なんだかんだ言ってトータルで食べている量はかなり少ないよね」
と...
そうなんです.実は,これが真実なのです.
ではなぜ「たくさん食べている」と言っているのでしょうか?
見栄を張って嘘をついている?
もしかしたらそういう人もいるかもしれません.
テスト前に「あたし全然勉強してない~!」とか言って実はガッツリ勉強してるアレですね(笑)
でもたぶん,痩せている人の「たくさん食べてるのに」は,見栄を張って嘘をついているのではなく,本当にたくさん食べていると思っている場合が多いと思います.
ちょっとここで考えてみましょう.
「たくさん食べる」ってどういう状態でしょうか?
お肉を500g食べたらたくさん食べている?
摂取カロリーが3000キロカロリーだったらたくさん食べている?
おなかがパンパンに張って満腹になるまで食べたらたくさん食べている?
・・・
そうなのです.
「たくさん食べる」にも色々あるのです.
ちなみに俺の「たくさん食べている」は
何日かに1回はおなかがパンパンに張って満腹になるまで食べている
です.
普段から3食も食べません.
お米はそんなに食べません.
間食のお菓子もめったに食べません.
つまり,よくよく考えてみるとそんなに食べてないんですよね.
でも当の本人は「たくさん食べている」って感じているんです.
なぜでしょうか?
それは,普段は別に食べないように意識しているわけではないため食べてないとは感じず,おなかがパンパンになるまで食べると,その食べた印象が強く残るからです.
しかも普段からあまり食べていないので胃が小さく,おなかがパンパンになるまで食べたところでそこまで大量ではないのですよね.
ですので,痩せている人の言う「たくさん食べている」をもっと的確に表現すると,
「実はあまり食べていないけどたくさん食べているように感じている」
ということになるのです.
痩せている人の「ある事実」とは
先ほどの
「実はあまり食べていないけどたくさん食べているように感じている」
これってダイエットしたい方たちの理想の状態ではないでしょうか?
ではどうしたらこの状態になれるのか?
気になりますよね?
身もふたもない話をしますと,その答えは「普段からあまり食べないようにする」に他なりません.
胃も小さくなって少量でもおなかいっぱいに感じられるようになります.
・・・
「そんなことできたら苦労してないわ!!」
・・・ですよね.
お怒りの声はもっともなのですが,ここでちょっと考え方を変えてほしいのです.
そもそも人間は動物です.
動物は本来「飢餓状態」が普通の状態です.
毎日3食決まった時間に決まった量食べられる状態っていうのは,人類史上でもここ近年だけで,動物史上で考えるのならば,本当についこの間始まったようなものです.
つまり何が言いたいのかと言うと,体がこの飽食の時代にまだ付いてきていないのです.
脂肪のような少量でたくさん蓄えられる(要は太りやすい)物質を食べたら,もっと食べさせようと幸せになるホルモンを放出します.
それはまだ体が,自分のいる環境は飢餓状態だと認識しているからです.
まずはその事実を知らなければなりません.
あなたは自分の意志が弱いから食べてしまって太っているのではなく,ただの生存本能で食べているのです.
ではもう食べてしまうのはどうしようもないのかというと,そんなことはありません.
あなたの体は飢餓状態が普通だと思っているのですから,本来は飢餓状態でも平気な体なのです.
おなかがすいている状態は苦しい状態なのではなく,普通の状態なのです.
確かに美味しいものを食べたら幸せになります.
でもだからといって食べていない時が苦しいのかというとそうではありませんよね.
むしろ逆なのです.
お待たせしました,タイトルにある痩せている人達の「ある事実」をお教えします.
それは,
「おなかが空っぽの状態を心地良いと感じている」
これです.
痩せている人たちは,意識しているのか無意識なのかわかりませんが,おなかがすいている状態を,楽だとか動きやすいとか,良い状態に捉えているのです.
おなかがすいている状態は誰でも好きになる
ご飯を食べた後は眠くなりますよね.
幸せホルモンが出て幸せになってそのまま寝たくなるからでしょうか?
違います.
消化をするのにもかなりのエネルギーを消費します.
消化の方にエネルギーが回ってしまい,脳の働きが鈍くなってしまった結果,眠くなるのです.
痩せていると顕著に感じますが,しっかり食べた後しばらくは結構体がだるく感じます.
消化するのも疲れるのです.
逆におなかがすいている状態だと,おなかに一切手がかからない分,頭の回転も速いし,体も軽く感じて動きやすいし,いいことずくめなのです.
そして,この空腹の状態のときは,おなかに手がかからないため,傷の修復もはやくなります.
傷の修復に手が回るようになるからです.
つまり空腹の状態ではニキビやニキビ跡がはやく消えていきます.
そうやってご飯を食べない時間をしっかりつくり,食べるときも量を減らしていくとびっくりするくらい肌がきれいになっていくのです.
どうしても空腹がつらいときは
「おなかが空っぽの状態を心地良いと感じる」とはいえ,最初は苦しいでしょう.
人間は慣れていないことはつらいものです.
でも慣れることさえできればこっちのものです.
ご飯を食べる回数やご飯の量を減らすコツは「水」です.
空腹でつらいときは,たくさん水を飲みましょう.
炭酸水もおなかが膨れた感じがするので効果的です.
水を沢山飲むと便通もよくなりさらに肌がきれいになっていきます.
ちなみに俺は特に空腹をつらいとは感じませんが,便秘解消のため,2Lのペットボトルを手元に置いて1日でそれを飲み切るように頑張っています.
最後に:絶食の体験談
人は少々食べなくても死にません.
俺は最大で2週間,一切固形物を口にしなかったことがありますが,むしろ色々デトックス効果があって健康的になったような感じさえしました.
食費は生活費の大半を占めるため,食費がまるまる浮くのは相当な節約にもなりました.(笑)
(※ただし絶食は自己責任でお願いしますね!あと水分とミネラルは必ず取ってください!)
そして絶食後にご飯を食べ始めたら口周りに大量にニキビや吹き出物,口角炎などができてしまいました.
それだけ「食べる」という行為は身体に負担がかかるものでもあるということです.
(・・・まあ,突然食べ始めたのがダメだったんですけどね!徐々に食べ始めるべきでした,反省.)
このブログをここまで読んでくださったあなたにはぜひ,この「空腹の心地よさ」を体験してもらいたい.
そして一緒に綺麗な肌を手に入れましょう!