製法で比較する肌断食におススメの純石鹸5選!安さ・コスパ・品質あなたが重視するのはどれ?

カラフルなせっけん

リケジョライダー俺たんです.

今日は,肌断食をはじめるときに必要な純石鹸の選び方について,書いていこうと思います.

石鹸の作り方

このブログはサイエンスブログではないので(笑),細かい話は抜きにしようと思いますが,純石鹸を選ぶうえで最低限必要な知識として,簡単に石鹸の作り方をご紹介します.

超ざっくりですが,石鹸は,油脂水酸化ナトリウムの2つでできています.

(※液体せっけん等の場合は,油と水酸化カリウムの場合もありますが,ここでは水酸化ナトリウムに統一して話します.)

誤解を恐れずにぶっちゃけると,この2つを混ぜて放置すれば石鹸ができます.

薬局で水酸化ナトリウム(苛性ソーダとも言います)を買ってきさえすれば,揚げ物に使った油でも石鹸ってつくれちゃうんですよね.

ま,でも苛性ソーダは劇物ですので購入の敷居が高く,分量とか混ぜ方とか細かいコトも色々あり,放置って言っても1ヶ月以上放置しないといけないので,作るのはそんなに簡単ではありません.

だから,石鹸をどうしようか悩んだ時に,「よし,自作しよう!」とは,まあ,ならないですよね(笑)

自分のこだわりのオイルで自作してもいいですけど,使えるのは早くても1ヶ月先です.

とりあえず今回は大人しく買いましょう,純石鹸.

ということで,肌断食をはじめるにあたっておススメの石鹸を紹介したいと思います.

肌断食におススメなのは純石鹸だけれど・・・

石鹸と一言で言っても本当にたくさんの種類があります.

その中でも,肌断食にマストなのは「純石鹸」.

なぜ肌断食には「純石鹸」なのかと言うと,含まれている成分が一番少ない石鹸が,純石鹸だからです.

ところがこの純石鹸を薬局で探して買おうにも,ひと癖もふた癖もあります.

石鹸はたくさん種類があるのはご存知ですよね?

その中の種類のひとつが「純石鹸」なのですが.

じゃあ「純石鹸」だからすぐにコレと見つかるのかというとそうでもなく,「純石鹸」もいろんなメーカーから出されていて,たくさん種類があります.

しかも,「純石鹸」と書かれていないものが多く,「無添加」と書かれていても純石鹸ではなかったり,やっぱり純石鹸だったり?します.

初めて純石鹸を買おうと思った方は,まず初めに「どれが純石鹸かわからない」という問題に直面するはずです.

肌断食はじめた頃の俺がまさにそうでした.

だから,肌断食はじめたばかりの最初の石鹸選びはめちゃくちゃ大変で,「もういつもの石鹸でいいや!」ってなっちゃいがちです.

でもちょっと待って!

せっかく肌断食をはじめようとしている貴重なあなたに,石鹸選びでつまづいてほしくないので,おススメの純石鹸をまとめてみました.

本当はもっとたくさん紹介したかったのですが,たくさんありすぎても混乱するだけだと思うので,5つに絞りました.

その5つの純石鹸たちを,大きく以下の3つに分けて紹介するので,自分に合った石鹸を選んでみてください.

  • 中和法(安さ重視)
  • ホットプロセス法(コスパ重視)
  • コールドプロセス法(品質重視)

なんとか法とか難しい名前は覚えなくて大丈夫ですので安心してください.

原料に使用されている油脂の種類も全て調べましたので,原料で選ぶことも可能となっております!

この記事を読んだら,純石鹸についての基本的な知識もつくと思うので,記事を読み終わった後は,自分で他の純石鹸についても調べられるようになっているかも?

安さにこだわるなら中和法

中和法は,石鹸を作るために使う油を,脂肪酸とグリセリンに分解し,脂肪酸だけを水酸化ナトリウムと反応させて石鹸をつくる製法です.

メリット

数時間で完成するため大量生産ができ,安価で手に入る

デメリット

保湿成分であるグリセリンが石鹸に残らないため,肌にツッパリ感が発生しやすい

デメリットとして,グリセリンが石鹸に残らないことを挙げましたが,逆を言うと不純物が残らないため,石鹸の純度としては非常に高く,洗浄力が強い石鹸となります.

なぜグリセリンが石鹸に残らないのかと言うと,石鹸づくりに使う油を最初に分解してグリセリンを取り除いてしまうからです.

普通の石鹸だったら,中和法で作っても石鹸生地に添加物として保湿成分をプラスすれば,肌のツッパリ感をおさえることができます.

しかし,「純石鹸」ではそのような添加物を入れることができません(入れたら純石鹸とは呼ばない).

洗顔やボディーソープではなく,食器用洗剤等に使うのにおススメな石鹸です.

水仕事で手が荒れがちな人は,普段使っている洗剤を純石鹸に変えるだけでもかなり違うと思いますよ!

中和法で作られたおススメ純石鹸

植物油脂のみでつくられた真っ白な純石鹸,白雪の詩!

原料に使用されている油脂

パーム油・パーム核油

ねば塾 白雪の詩
純粋な石鹸分だけを機械練りにて無添加で仕上げた名前のとおりの真っ白な石鹸.もちろん色素・香料・添加物は一切使用しておりません.

コスパにこだわるならホットプロセス

ホットという名の通り,高温で油と水酸化ナトリウムを反応させて石鹸を作る製法です.

メリット

保湿成分であるグリセリンが程よく残るので,洗いあがりがしっとりした感じになる

デメリット

高温で油を反応させるため,油が劣化しやすい

コストパフォーマンスにこだわるならホットプロセス一択かなと思います.

もう少し詳しく言うと,ホットプロセスには機械練りと枠練りがあります.

ほとんどのホットプロセスは機械練りです.

なぜなら,枠練りは製造するのにコールドプロセス並みに時間がかかってしまうため大量生産に向いていないからです.

でも,その分品質も高くなります.

ここではどちらもご紹介しようと思います.

ホットプロセス(機械練り)で作られたおススメ純石鹸

無添加せっけんと言えばミヨシ!無添加白いせっけん

原料に使用されている油脂

牛脂・パーム核油

無添加白いせっけん
食用グレードの天然油脂をまるごと焚き込み,6日間熟成させて作った天然せっけん

牛乳石鹸「赤箱」「青箱」愛用者へ朗報♪いつもの愛用ブランドの純石鹸!

原料に使用されている油脂

牛脂・ココナッツオイル

豊かな泡立ちでさっぱりした洗い上がりの石けん素地100%の釜だき石けん

ホットプロセス(枠練り)でつくられたおススメ純石鹸

ホットプロセスの中でも品質にこだわりたいなら枠練りの坊ちゃん石鹸!

原料に使用されている油脂

牛脂・ココナッツオイル

坊ちゃん石鹸
添加物を用いず永年の洗練された技法と優れた設備により,鹸化・塩析法で製造された粋練りの石けんです.

品質にこだわるならコールドプロセス

こちらもコールドという名の通り,熱を加えずに低温で油と水酸化ナトリウムを反応させて石鹸を作る製法です.

メリット

製法や石鹸のもとになるオイル等の品質が非常に高く肌に優しい

デメリット

泡立ちが悪く,石鹸の溶け崩れが起こりやすい

冒頭に紹介した「油と水酸化ナトリウムを混ぜて放置すれば石鹸できます!」はこのコールドプロセスでの製法です.

つまり,これまで紹介した中で一番時間がかかります.

基本的に1ヶ月以上かかります.

その代わり,オイルの保湿成分がしっかり残るので,化粧水や乳液がいらないほどしっかり保湿されます.

その分泡立ちが悪かったり,風呂場に放置していると溶けてしまったりするので,泡立てネットを活用したり,風呂場の窓際に石鹸を置いたりと,使い方には少々コツが必要です.

コールドプロセスで作られたおススメ純石鹸

高精製した化粧品用のオリーブオイルを100%使用した,安心安全の国産コールドプロセス石鹸!

原料に使用されている油脂

オリーブオイル

無添加工房OKADA 岡田せっけん
低温で6週間以上の時間と手間ひまをかける 『コールドプロセス製法』 を日本で初めて採用.高精製したオリーブオイル100%を原料に使用した贅沢な石けん.

とりあえずおススメはコレ

厳選してご紹介したつもりですが,やっぱり

「で,結局どれが一番いいのよ?」

って聞かれそうなので,一応俺の推しを最後に紹介しておきます.

ミヨシの無添加白いせっけんです.

無添加白いせっけん
食用グレードの天然油脂をまるごと焚き込み,6日間熟成させて作った天然せっけん

ミヨシは全製品,無添加にこだわって作られていますので,間違って?違う石鹸買っちゃってもちゃんと純石鹸です.

純石鹸シャンプーもあるし,液体の純石鹸や,泡で出てくる純石鹸など,全部ミヨシで揃えられます.

近くの薬局にも置いてある確率が高く,比較的安価ですぐに手に入ります.

とりあえず悩んだ方は「ミヨシ」って覚えて薬局行けば間違いないです.

おわりに

俺は現在,純石鹸を使っていません.

純石鹸というか,石鹸や洗剤そのものを使っていません.

頭のてっぺんから足の先まで全部お湯で洗っているからです.

どの純石鹸を買おうか,はたまた自作しようか,なんて,悩んでいた頃を懐かしく思います.

皆さんも早く肌の悩みから抜け出して,快適な生活が送れますように.

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